親の借金があると結婚出来ない?彼氏・彼女など相手の親に借金がある場合は?

親の借金があると結婚出来ない?彼氏・彼女など相手の親に借金がある場合は?

親の借金があると結婚出来ない?彼氏・彼女など相手の親に借金がある場合は?

年齢を重ねるたびにライフスタイルは変化していくものですが、「お金の悩み」はいつもついて回ってくるものです。
彼氏・彼女との結婚を考えるときに、自分や相手の両親に借金があるとどういった影響があるのか見ていきましょう。
きちんとした対処法をとっていけば、悩みを抱え込んでしまうことはありません。
人生の新たなステージを切り開くための第一歩を踏み出してみましょう。

 

自分の親に借金がある場合は結婚して良いの?

結婚相手に借金の事実を隠してはいけない

自分の親に借金がある場合には、結婚相手にどのタイミングで伝えるべきか悩んでしまうことでしょう。
結婚をするということは、これから生活を共にする相手ですから、親の話とはいえ借金の事実を隠し続けるのは良くありません。
借金自体は個人の契約に関することなので、結婚をしたからといって親の借金の返済義務が生じるわけではないのです。
しかし親の収入から見てとても返せないような借金を背負っている状態であれば、生活支援といった形で間接的に影響が出てくる可能性もあるでしょう。
必要に応じて親に仕送りをするということもあるでしょうから、まずは包み隠さずに結婚相手に対して親の借金に関する事実を話してみましょう。
しっかりと話をして協力してもらえる部分を見つける努力をしてみてください。

 

親の借金は子どもとは無関係

たとえ自分では借金をしていなくても、親に借金がある状態というものはなにかと気苦労が生まれてくるものです。
ただ、自分の親であっても借金は債務者と債権者そして保証人との間の契約なので、自分が保証人になっていない場合は法的には関係がありません。
自分の親に借金があったとしても、それによって結婚をためらう必要はないのです。
しかし、結婚相手も自分の親と関わることになりますから、まったく気にしないというのも難しいでしょう。
まずは「どこから、どれくらい」の借金があるのかを把握しましょう。
そして必要に応じて、弁護士などの専門家の力を借りて債務の整理を勧めることが大切です。
関係する人たちとの情報の共有を意識してみましょう。

彼氏・彼女など相手の親に借金がある場合結婚して良いの?

自分や親、結婚相手に借金がなくても、相手の親に借金があるケースもあります。
基本的には結婚をすること自体に問題はありませんが、実際の体験談を踏まえてみていきましょう。

 

結婚しなかった人の体験談

最後まで悩んだものの、結婚しなかったカップルの体験談です。

私は同じ職場で知り合った7歳年上の彼との結婚を考えていました。
お互いに登山が好きで共通の趣味があったこともあって、すぐに関係が深まりました。
関係は良かったのですが、付き合って5年が経っても彼は結婚について口にしませんでした。
私が結婚に対してあせりを感じていたのもあって、「結婚する気あるの」と自分のほうから聞いてしまいました。
彼はしばらく黙っていたものの、私の目を見て「親に借金がある」と告げてきました。
話を聞いてみると年金生活の彼の両親は消費者金融から借金が800万円ほどあり、返済が滞りがちだということでした。
彼は「キミに迷惑はかけられない」と言い、結婚のことはまだ考えられないと自分の考えを伝えてきました。
私としても彼とは結婚をしたかったのですが、結婚後の生活のことを考えると最終的には踏み切ることができませんでした。

 

結婚した人の体験談

弁護士による債務整理の結果、結婚に至ったカップルの体験談です。

僕は大学卒業後に物流系の仕事に正社員として採用され、真面目に仕事をしていました。
一方、彼女のほうも本が好きということもあり、図書館司書として市立図書館に勤務していました。
社会人として働き始めるとなかなか時間を合わせることが難しくなったため、僕のほうからの提案で同棲生活がスタートしました。
交際は順調で同棲から3年目を迎えたときにプロポーズをし、とても幸せな気持ちでいました。
ただ彼女の両親へあいさつに行きたいという僕に対して、彼女はなかなか首を縦に振りませんでした。
僕は「結婚したくないのか」と尋ねたところ、彼女は「両親には事業に失敗したときの借金がまだ2,000万円近くある」と泣きながら伝えてきました。
そして、これまで黙っていたけど毎月両親に仕送りをしていることも告げられました。
正直驚いたものの、友人からの紹介で弁護士の方を紹介してもらい、彼女の両親の借金を整理してもらいました。
整理をしてみると過払い金などもあり、借金の額はずいぶんと減り、どうにか彼女の両親も自力で返済を続けていく環境が整いました。
彼女は長年胸につかえていたものがとれたようで、僕との結婚を決めてくれました。
彼女の両親ともうまく関係を築けていると思うので、結婚してよかったと感じています。

 

親の借金が原因で結婚を思い悩んでしまうカップルもいます。
大切な点は結婚相手としっかりと話して、2人で解決していける問題かを話し合うことです。
法テラスなどを通じて、専門家の助言を聞いてみるのもいいでしょう。
親の借金で結婚を最初からあきらめてしまうのではなく、解決できる方法を前向きに考えていくことが大切です。
最終的には自分の気持ちを大切にしてみましょう。

借金がある親と縁を切ることはできる?「親族関係調整調停」という制度

法的に親子の縁を切ることはできない

自分の借金を子どもに押し付けようとする親と縁を切りたいと思っても、実際に可能なのか気になるものです。
結論から言えば、実子である場合には親子の縁を切ることはできません。
養子縁組の場合であれば可能ですが、血がつながっている親との縁を切ることは不可能です。
ただ親の借金を子どもが背負う必要は法的にはありません。
借金が原因で親子関係がもつれてしまった場合には、家庭裁判所の「親族関係調整調停」を申請するのも1つの方法だといえます。

 

親族関係調整調停は、家庭内や親族間で感情的なもつれから問題が解決できない場合に利用できる制度です。
費用は1,200円で行え、双方の言い分を聞いた後で家庭裁判所の調停員が解決案を示したり、問題解決のためのアドバイスをしてくれたりします。
第三者が間に入ることで、問題を解決する道筋を見出せるかもしれません。
親子での話し合いがまとまらない場合には、家庭裁判所に相談をしてみるのも検討してみましょう。

 

親と関わらずに生きるのも1つの方法

親族関係調整調停は双方の合意がなければ行うことができません。
したがって、親が話し合いに応じない場合にはどうすればいいのか途方に暮れてしまうものです。
ただ、大切なのは自分自身の人生ですので、親は親として割り切ることも考えましょう。
親子の縁は切ることができなくても、物理的に距離を置くことはできます。
進学や就職、結婚などのタイミングで親との距離をとってみましょう。
中には職場にまで親が押しかけてくるケースもありますが、そうした場合には弁護士に相談するようにしてください。
大切なことは自分1人で悩まずに、専門家や友人の力を借りることです。

 

親が生活保護受給の申請を行うと、役所から扶養の有無を確認する通知が子どもの元に送られてきます。
親を援助するかどうかは自分の意志で決められるので、意志がない場合にはキッパリと断りましょう。
養えるだけの金融財産があったとしても、役所から扶養を強制されることはありません。

 

また親が借金を抱えたまま亡くなった場合には、相続の問題が発生します。
親の借金を背負いたくない場合には、親が死亡してから3カ月以内に裁判所で相続放棄の手続きをとる必要があります。
手続きが遅れてしまうと、借金を引き継ぐことになってしまいますので、できるだけ速やかに行動することが大切です。

親に「債務整理」を勧めよう

感情的にならずに論理的に伝える

親からの相談で借金があることが発覚したら、とても驚いてしまうことでしょう。
借金の詳細や金額を聞き出すことは必要ですが、「債務整理」を勧めるときにはそれなりに注意も必要です。
「債務整理をするのは恥ずかしい」といったプライドを口にしたり、「借りたお金は返すものだ」と強く主張してきたりする場合には説得をするのにも骨が折れるものです。

 

親に債務整理を勧めるポイントは、視点を変えて話をするということでしょう。
世間体といった部分よりも、「親の生活再建」や「相続時の問題」などを話題として取り上げてみてください。
親の借金はそのままにしておくと、子どもが相続するときに頭の痛い問題となる可能性もあります。
今のことだけに視点を向けるのではなく、将来のことに視点を向けさせていくのが大切です。

 

親が債務整理を反対したらどうするか

親が債務整理をすることに反対をしたとしても、粘り強く説得する姿勢は大切です。
頭の中で理解はしていても、気持ちの部分がついていかないということはあるものですから時間をかけて態度の変化を見守りましょう。
ただ説得を続けても、なかなか応じてくれない場合には弁護士などの専門家や法テラスに相談してみるのも1つの方法です。

 

法テラスや弁護士事務所に相談する方法

「法テラス」は正式には日本司法支援センターといい、国が設立した法的トラブルを解決するための組織です。
メールでの問い合わせは24時間対応しており、電話相談も日曜と祝日以外は対応しています。
初めから弁護士事務所に相談をするのも1つの方法ですが、まずは法テラスに相談するのもお勧めです。

 

ある程度、問題の解決までの道筋をつけてから弁護士に依頼するほうがいいでしょう。
法テラス経由で、弁護士や司法書士などの専門家を紹介してもらえるので、身近なところに相談をする人がいないと感じる場合には法テラスに連絡をしてみてください。

 

費用はいくらかかる?

法テラスを利用するときにかかる費用は、基本的に無料です。
経済的な理由などで弁護士や司法書士に相談できない人のために、法テラスは費用の立替えも行っているので経済的に不安な人でも安心して利用できます。
最初から弁護士に相談をする場合には、かかる費用について把握しておく必要があります。
まず相談料として1時間あたり5,000〜10,000円程度かかります。
現在は相談料が完全無料な法律事務所もあるので、そういった事務所に相談してみるのもおすすめです。
依頼をするときには着手金として10万円程度、他にも報酬や手数料・日当などがかかります。
内容次第といった部分もありますが、数十万円はかかることを念頭に置いておきましょう。

まとめ・借金問題をきちんと片づけて幸せを手にする!

借金の問題は少なからず家族関係に影響を与えるものです。
ただ、むやみに悩みを抱えてしまうこともありません。
親の借金を子どもが背負うことはなく、相続を放棄すれば将来も引き継がれることはないのです。
また、借金を抱えているからといって結婚をあきらめてしまう必要もありません。
まずは借金の額や詳細を洗い出して、結婚相手や親に話をしてみましょう。
誠実にありのままの事実を伝えることが、借金の問題を解決するための第一歩となります。

 

家族間で話がまとまらない場合には、家庭裁判所や法テラス、弁護士などの専門家の力を頼ってみてください。
1人で悩んでいたときには見えなかった解決策を見出すことができるでしょう。
「経済的な理由で弁護士に相談できない」とあきらめてしまってはいけません。
法テラスでは弁護士費用などの立替えもお願いできるので、まずは相談をすることが大切です。
借金に関するストレスから抜け出し、より良い人生を歩んでいくステップを見つけてみてください。